男子校に出入りする設備工事の仕事をしていたことがあるんですよ。
ゲイの僕にとってはいい環境だったなあ。ヘンタイではないので男の子に手を出すとかそう言うことはないんですけど、やっぱり目の保養にはなりましたね。
その中に人懐っこい男の子がいて、僕が工事の休憩中に弁当を食べていたら「おじさん、一緒に食べよう」と並んで食事したりしたんですよ。高校生でしたが、まだまだ少年の面立ちでかわいい子でしたね。仕事の内容とか休みの過ごし方とかいろいろ聞かれました。まあ、その時は男性としてではなくて親戚の子供みたいな感じで彼と接していましたね。僕のトンカツ弁当と彼のから揚げ弁当を交換したりして楽しかったな。
後から話を聞くと、彼は当時、就職に悩んでいたらしくて、社会に出て働くと言うことに漠然とした不安があったそうなんです。そんな時に、身近にぼっちで弁当食べている社会人がいて(つまり僕のことですね)彼なりのリサーチをかけていたそうです。
何でそんな話を知っているかと言うと、数年後に彼と再会したんですよ。その場所は男のサポート掲示板でした。彼がサポを求めていたんです。
男のサポート
僕はお金に余裕がある時は、男のサポート掲示板に出入りして気軽に遊べる男性は探していたんです。いわゆる食事援です。それは彼と並んでお弁当を食べていた追体験をしたかったこともあるんですね。男の子と食べるメシは美味いなーと思って、不埒な気持ち抜きで楽しんでいました。
僕はすぐに気づきましたが、彼は覚えていない様子でした。
彼は高校卒業後に就職をしたのですが、やがて壁にぶち当たったそうです。お金を稼ぐために働いていることはわかるが、いつまで経っても馴れない職場で、なぜ神経をすり減らさなければならないのか、もっと違う生きていく手段があるのではないか?と、余暇を利用して男のサポート掲示板でゲイの方々にサポを受けながら人生を模索していたそうです。
誰でもぶち当たる壁ですよね。でも、僕が男子校で働いていた半年間みたいに辛い仕事でもどこかに喜びは見つけられるはずなんです。
思い悩んでいる彼に、僕が注文したトンカツと彼が注文したから揚げを交換しました。すると、彼はハッとして僕の正体があの時の設備工だと気づいたようでした。
売り専アプリ
食われノンケ